なぜ今、日本に「デザイン」が必要なのかー マッキンゼーのInsight Reportを読む



Hello, 辻原です。

今回は2022年4月にマッキンゼーからリリースされた「なぜ今、日本に「デザイン」が必要なのか」という大変興味深いインサイトレポートの内容をシェアしていきたいと考えています。


>> レポートはこちら:「なぜ今、日本に「デザイン」が必要なのか」McKinsey


デザインの投資対効果

日本でも2018年に経済産業省・特許庁から「デザイン経営宣言」が出されてから経営にデザインを統合しようとする動きは高まっていますが、そのROIや投資対効果についてはまだまだ検証値や実践ナレッジが少ないのも確かです。本レポートでは、世界中の300社超の上場企業を対象に5年以上の期間にわたってサーベイを実施し、ビジネスの成長とデザインに関するアクションや行動パターンに見えた一定の相関関係を洗い出しています。


イノベーション推進要素としてのデザイン

300以上の上場企業へのサーベイで見えた成長企業の「デザインに即した行動様式」として、4項目が整理されています。この行動様式を取る企業は業界における平均成長率を2倍程度上回っており、収益や株主リターンもベンチマークを上回っているという結果が現れたとしています。

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さらに日本企業の経営幹部へのインタビューを実施したところ上記4項目を阻害するような文化的および組織的な要素の組み合わせ、つまりイノベーション推進へのアンチパターンが存在することもわかったという。レポートではそれらの阻害要因について詳しく解説されていますのでぜひお目通しください。


デザイン経営のその先へ

上述した経済産業省・特許庁による「デザイン経営宣言」においては、デザインの重要性が「ブランディング」「イノベーション」の2領域で定義され、国内でもさまざまな議論がされてきました。本レポートでの指摘は一見その「イノベーション領域」を深化するもののように見えるかもしれませんが、その実「Management」を一つの大きなシステム・仕組みづくりの営みであるととらえ、その仕組み自体を改善する重要性を指摘しています。


より詳しくは映像コンテンツで解説していますのでぜひご視聴ください。


「デザイン的アプローチによって経営改善を実施したい」とお考えの方々のヒントになりましたら幸いです。




Thank you! We love you.


【参考資料】

経済産業省・特許庁:デザイン経営宣言



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